君を知る

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君を知る

 初めて会ったのは、桜の咲く季節だった 私、恋なんてしないだろうと思ったの、 このままひとりで、 のんびり暮らせればいいかな、 そう思っていた、そんな時、君に出会った  君もひとりで桜を見に来ていたね ひとり同士だからこそ、 君にひかれたのかもしれない、 一言二言、話がはずむ、ああ楽しいな、 こんなに楽しいのは久しぶりだわ  私の髪に桜の花びらついた、それを君が、 優しくとるから、私は照れて、ああこれが、 恋なのね、とても心が温かい、君は私の目を見て、優しくほほ笑む、君の事が好きなった この思いは二人とも同じで、  付き合い同棲するようになった 色違いの同じコップ、お茶わん、 一緒に選んだ青色のカーテン、 だんだんと二人の物が増えていった、 一緒に住むのだから、 増えるのは当たり前だけど、 とても嬉しかった、これが一緒に住むということなのね、とても嬉しいわ、 もっと君に触れられる日々が、増える、 いいわね、こういうのも、過ぎ行く日々、  一日一日を大切にしていく、小さな事も、 大きな事もどれも大事で、必要な思い出 たとえば、誕生日には、好きなケーキを選んだ、小さなケーキを二人で食べる、この特別な日を、生まれてきた事を感謝する日 いくら年取っても、やっぱり、誕生日は うれしいものよね
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