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スマホのアラームが6時30分を知らせ、
ベッドから起き上がる。
カーテンを開け、窓を開け放った。
その次の瞬間、俺は目を疑った。
「おはよー、由貴」
2階のベランダの下にいたのは、
紛れもなく彼だった。
「神様の計らいで、山の見守りは卒業
だってさ。実家に帰ったら、親が
ひっくり返ってたよ。
とりあえずバイト見つけたい。
由貴といっぱいデートしたいしね、
って何泣いてんの」
窓に寄りかかり号泣する俺に
彼は優しく微笑んだ。
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