序章

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ

序章

鏡に映ったのは、もう1人のわたしだったーー。 わたしは、私と何もかもが瓜二つで、ただ1つ、歪んだ表情のみが彼女と私を区別するモノだったーー。 彼女は言った。 「ずっと、羨ましかったの。だからわたしにちょうだい?あなたの世界を。」 その声はおどろおどろしく、不気味さに溢れていた。私は、鏡から離れようと逃げ出した。そしてーー
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!