第23話「偽りの楽園」

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そして…狂い始めた世界の果てで…響いた物は…この果てもない…《世界》の全てだった。そこから見えた景色が象徴する様に…流れる《時間》は…フレデリック・ウォルターという《男》の全てを物語っていたのかもしれない…そう?世界は今回り始めたのだっ!!? かつて…恐怖の館の《番人》と謳われた男は…この《仮初》の《庭園》の中で…悪夢を見て…自我を失った。それ故に…《水曜日の切り裂き魔》と呼ばれた少女の面影を追い掛けて…輪舞曲と謳われた偽りの楽園を彷徨い歩いた。やがて…アカシックレコードに 刻まれた真理の鐘が鳴り響き…偽りの庭園に怠惰の花が芽吹き始める。その中に見えた微かな花の事を後の人々は《偽りの果実》と言ったのである。そして…庭園内に忌まわしの幻想曲が鳴り響いて…世界に艶やかな風が吹き荒れて芽吹いていくっ!!?この果てもない世界を象徴する様に… ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪偽りの庭園の管理者を名乗る青年に…突然質問を投げ掛けられたフレデリックは困惑していた。一方で…第三特異点を抜け出せずに居た二条の前にとある少年が現れて…「END」「次週」「偽り丿狂想曲」「第24話」へ続く
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