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『健翔さんは上手でしょ？SEX』
健翔さんのテクニックに関しては全然心配していないよ？俺。
無意識に俺よりも大きな手と繋いでニギニギとさせながら首を傾げる。
爪だって確りと整っているし、ささくれなんてもんがひとつも無い長い綺麗な指だ。こんな手で触れられて怪我なんてする訳が無い。
『ね？そうでしょ？』
「…はぁー」
あれれ？
俺をガン見してから暫くして健翔さんは項垂れて盛大なため息をついた。
『健翔さん？』
「余り煽らないで。」
思っていたよりも低い声が聞こえて思わずビクリと身体を震わせる。怒らせてしまったのだろうか不安になってしまいソッと顔を覗き込もうとしたが、それよりも先に健翔さんの顔が上がった。
その時の顔はなんと言うか苦笑したみたいな表情で。
「本当に人を翻弄する天才だね、レンは。」
『っ健翔さンンッ』
再び唇を塞がれて腰が抜ける様な口付けをされてしまった。…そんなん俺の台詞だよって思っちゃうんだけど言わない方が良いのかな。
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