VSオデル⑥

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VSオデル⑥

女に反応しなくなったのは勇者をスキになったから? 勇者以外とセックスをしたくなくなった? オデルの巨根二つ、前後から突きあげ擦りあげられ、あんあん射精しながらも「そうだろ?」「そうなんだろ?」としつこく聞いてくるのに、決して肯かず。 どれだけ意地を張ろうと、体は完全陥落。 でも「説得力がないな」と鼻で笑わず「ち」と苛ただしげに舌打ちして、背後のオデルが、これまで以上に強く打ちつけてきた。 「そん、な、ああああ!」と前方のオデルに精液をぶちまけて間もなく、体内にも大量放出。 ただでさオデルの射精は破格なのが。 間を置かず二回も注ぎこまれては、腹が破裂しそう。 ○イリアンのグロシーンを思い起こしたものだが、なにもかも官能に変換される悪夢だから。 満腹満腹とばかり「はうあ、ああう・・・」と涎を垂らしっぱなしに恍惚としてしまう。 「かき回して突いてよし、注ぎこんでもよし、いや、咥えこませておるだけで極上の名器よのよう。 おお、おお、わしの精液でお腹を満たして、あへあへと悦び打ちふるえておるぞ。 ふ、くくく・・・しばらく、このまま、とどまって愛でるのもよさそうじゃ」 「おい、お前こそ、約束を守れと叱ったではないか。 つぎは、わしの番じゃろう。 ・・・・つうても、いちいち交代しては、まどろっこしいし、待つ間、やけに苛立つしな。 だったら、同時に愛でてやるのはどうだ? こやつの名器は、退くとき惜しむように吸いついてくるのが、また、たまらんのだ」 「ふうむ、たしかに」とゆっくりゆっくり抜いて、ぬるい液体が溢れてくるのに「ふあ、あ、あ、ああ・・・!」とぞくぞく。 抜けきったところで「うああん!」とイってしまい。 濡れそぼった尻からひっきりなしに滴るのを恥ずかしがる間もなく、太ももを持ちなおして、前方のオデルがずっちゅうん! 後ろから突くのとはまたちがう、強烈な快感を叩きつけられ、射精せずに「ああうん!」と。 メス堕ちはヤバい!とかまえるも、すぐさま抜かれて「はあう・・・!」とかるくイった直後に後ろから、ぶっちゅうう! 「あ、うそ、お、くあああ!」と巨根二つに連続でメスイキされて「同時に愛でる」の意味を悟るも遅く、瞬時に貫き瞬時に退いて、再び前から・・・。 前から後ろから、目まぐるしく、男根インパクトを食らわされて。 おまけに、後ろから胸を揉まれ、大きな指で突起をはじかれるし。 前方のオデルは、抜いていちいち、俺の股間を擦りあげてくるし。 「あ、あう、ああう、だ、め、だめ・・・!や、やあ、やん、やらあ!はあん、くう、ふうん、あ、あ、ああ、あああ、お、おかし、くなっちゃ・・・!」 アダルトビデオのような、つくりこみ過ぎの嘘くさいセックス。 はたからすると「いやいや、女は百パー演技だろ」としらけるのものだが、あいにく俺は嘘偽りなく、見たまま錯乱したようにヨがりまくり。 突かれるたび、噴火のように快感がこみこげるのに、ほんとうにほんとうに頭がいかれそう。 とはいえ、オデルは二匹ともさっき射精したからに、エンドレス噴火はないはず。 「もういっそ暴れ狂って、ぶっぱなせ!」と願うも、後ろから抜かれたあと、前の突入なし。 「へ?」と涙鼻水涎まみれの顔を、前方のオデルに向ければ、にやり。 尻に二つの巨根の先っぽが押しつけられて。 二輪挿し!?いよいよ体がぶっ壊れる! と全身血の気が引く思いがしたものを、先っぽで入り口を、ちゅくちゅくくすぐるだけ。 鼻息荒く、血走った目をしながら、おちゃらけて踊るように腰を揺らすのはわざとだろう。 巨根を交互に飲まされる快感に痺れたあとでは、じれったく物足りなくて、自ら腰を落としたくなる。 「くそ」と睨みつけるも「尻を揺らしては、迫力がたらんのう」と笑われ、かっとして逆効果。 沸騰する顔を伏せれば「わしは優しいからな」とぬけぬけと。 「泣きすがって求めさせたいが、まあ、これだけ醜く情けなく乱れておるに、譲歩してやろう。 だが、勇者についてのわしの意見を突っぱねるのは許せんな。 勇者がスキと認めれば、わしのカワイイカワイイ息子を、いくらでも咥えこんで吸わせてやる。 なんなら、勇者ではなく、わしの息子がいないと生きれない体になるか?」 「は、はう、く、あ、ああ、じょ、だ、ん、はあ、だれ、が、あ、あ、ああ・・・!」 「なにも強情になって、否認しなくてよいではないか。 たかが男ズキの好色な踊り子が、勇者に恋をしたとして、魔王さまはなんとも思わん。 お前と世界平和。 まさか、お前のために世界平和を諦めるわけがないからな。 お前は勇者の弱みにはならない。 要らぬ心配はせぬでいいし、夢でまで献身的でいたところで、どうせ報われぬぞ」 「大体、スパイの白魔導師は、勇者と性交していなかったと分かったのだろうが。 これからは勇者の浮気に心痛めることも、白魔導師に気兼ねすることもない。 公にはできんかもしれんが、わしらの問いに肯くくらいはよかろう」
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