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「味がそんなに変わるのか?」
「いえ、アイスの種類です。抹茶にいちごにチョコ、それとミント味にぶどうに……」となるべく横文字にならないように言うのも辛い。
ファミリーパックで買ってきておいてよかったと、思い出せるだけの味を言うと、よく分からなかったのかかなり悩んでいたので、中を出して箱を見せる。
「おお、綺麗な色ばかり。早く食したいが、石長が器を洗っている様子。終わるのを待とうか」
「ええ!」
「何を驚く?私とて久方ぶりにあったし、あまり話せなかったので、このアイスというのを食しながら少し話もしたい」
「わかりました。箱見て選んでおいてください。溶けるといけないので、一度アイスしまってきます」
まさか志那さんが待つという言葉を知っているとは!
すこーしだけ進歩したのかな?
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