神様再び

54/54
99人が本棚に入れています
本棚に追加
/54ページ
「味がそんなに変わるのか?」 「いえ、アイスの種類です。抹茶にいちごにチョコ、それとミント味にぶどうに……」となるべく横文字にならないように言うのも辛い。 ファミリーパックで買ってきておいてよかったと、思い出せるだけの味を言うと、よく分からなかったのかかなり悩んでいたので、中を出して箱を見せる。 「おお、綺麗な色ばかり。早く食したいが、石長が器を洗っている様子。終わるのを待とうか」 「ええ!」 「何を驚く?私とて久方ぶりにあったし、あまり話せなかったので、このアイスというのを食しながら少し話もしたい」 「わかりました。箱見て選んでおいてください。溶けるといけないので、一度アイスしまってきます」 まさか志那さんが待つという言葉を知っているとは! すこーしだけ進歩したのかな?
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!