1.五人の勇者

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1.五人の勇者

ある日、王城に八人の青年が集められていた。 そして、王様が話し出した。 「その昔、勇者バラムが魔神から伝説のランプを授かり魔王を封じ込めたという。 しかし、封印が解けて現れた魔王により、ランプに封じられていた魔物を解き放ったのじゃ… この世界に再び平和をもたらすために勇者達よ、魔王イブリースをランプに封じてくれ!」 五人いる勇者にそう、命じた。 「儂からの選別として、宝物庫から好きな武器を一つ取ると良い!」 そうして、勇者達は武器を選ぶ為、宝物庫に向かった 〜宝物庫〜 「この中から好きな武器を選んで下さい」 そうして皆、武器を選び始めた。 数分後 「俺はコレにするぜ!」 と赤髪の勇者が剣を掲げた。 「そうですか、それは特級武器の一つフレイムと呼ばれています。その刀身は竜の鱗をも切り裂くとか…」 「私はこれにしよう」 と落ち着いた感じの勇者が一振りの刀を手に取りました 「其方は東洋の国から持ち込まれた鋼鉄をも切り裂く刀です。名は不明ですが持ち主の実力に合わせて進化し強くなる武器です」 「僕はこの弓に、しようかな…」 と気弱そうな勇者が弓を、手に取りました 「そちらは疾風の弓と呼ばれており、風によって形成される矢を飛ばすことが出来ます」 「…この中に魔王に勝てそうな武器は…無いもっと良い武器を探すから要らない…」 そう言って金髪の静かな勇者は宝物庫を去った 「あとは貴方だけですよ鋼鉄の勇者様…」 「わかっている」 “鋼鉄の勇者”、そう呼ばれた黒髪の青年は数ある武器から色々な武器を見ていた… 「早くしないと日が暮れちまうぞ!」 と赤髪の赤髪の勇者が騒ぎ始めました 「そうは言われても、武器は最初に選ぶのが重要だから…」と武器を探していると、禍々しい魔力を、感じその方向を青年は見ました 『俺を使え!』と言われている様な気がし、青年は、その武器を手に持ちました 「…その武器は封印魔剣バルバトスといいます…太古の魔神バルバトスを封印してある魔剣です…なんと禍々しいことだ…」 「そうか」そう、青年は言った。 「これは?」 「それは特殊武器の“トニト”です。ミスリル製で雷の魔法が刻まれています」 「では、これにしよう」と最後の勇者は武器を決め、少し名残惜しそうに封印魔剣を見てから背を向けてむけ宝物庫を去った。 そして、大きな音と共に宝物庫の扉が閉まった
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