プロローグ

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「かえでちゃん、いっしょにあーそぼ!」 「かえで、いっしょにしゅくだいやろ!」 「楓、一緒にバスケする?」 家が隣で同い年の幼馴染だから、私たちは何をするにもずっと一緒だった。友達でも家族でもなくて、かと言って愛だの恋だのとは違うもので。私はその関係性を誇らしくも嬉しくも思っていた。 結局、ただの男と女になっちゃったけど。
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