とある癖で死にかけた話

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とある癖で死にかけた話

とある癖で死にかけた話をします。 タバコ、お酒など癖や中毒になるものはたくさんありますが、今回紹介するのは相当稀なものです。 悲劇の幕開けは、小学一年生の時でした。ある日ついつい面白くて携帯に見入ってしまったのですが、何かに拍子に首を勢いよく曲げると「ボキッ」という音がしたんです。記憶が朧げですが、思いの外気持ちよくて癖になってしまったんです… 首を勢いよく回してボキっと音を立てるなんて、側から見ると正気の沙汰じゃありませんよね(笑) それから墓穴に入る寸前にまで酷くなります。父が注意しましたが、未来の自分が後悔しているのも知らず、首を鳴らし続けました。癖というのは、本当に恐ろしいです… 他にも癖があったのですが、首を鳴らすのだけはやめられませんでした。それから疲れやすくなるわ、頭が痛くなるわで負の連鎖。とうとう昨日、頭痛や耳の痛みで眠れなくなりました… 首の筋肉が絶望的に痛く、それは身を貫くほどでした。生きてるだけでなんて幸せなんだろうと、具象的に身をもって実感できました。 涙まじりに父へ相談すると、怒る事なく冷静に、寄り添ってくれました。 「いい家族でよかった…」 とその夜は実感しましたよ(笑) 父も昔お酒とタバコのフルコンボで肺や肝臓がやられ、寝返りがうてなくなった事があるらしいです。中毒症状も酷くなり、「吸わないように」と捨てたタバコをまた取りに行く始末… 人間って、なんて滑稽なんでしょう。たった今だけの幸せに目が眩み、それからずっと苦しむ事になるなんて… ある意味未来人のような大人の話は、きちんと聞くべきでした。将来大人になって子供が生まれた時、僕の話を聞いてくれるんでしょうかね〜?時代は繰り返す、ですかね(笑) 後日調べてみると、中にある風船のような血管を勢いよく曲げるような行為で、裂ける可能性があるのだとか(!) それだけでもやばいのですが、その後頭の血管が切れ、即死亡するそうです… 今僕の血管はボロボロの状態なんでしょうね。修復していってくれ… これが現段階の僕です。相当終わっているという事が分かりますね。小説の更新が止まった時は、飽きたか、棺桶にお引越ししたかのどっちかですね… 縁起のないことすみません(笑) 死にかけた僕から、当たり前の事ですが一つ言わせてください。 やめるなら、今です
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