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「雛菊、すっご!マジ騙されたわ!」
「雛菊ってこんなに嘘が上手かったんだね!エイプリルフールの女王じゃん!」
「……えへへ、まぁね」
――もし、時間を過去に戻せるのなら。
私は、『エイプリルフールの女王』なんて持て囃されて、調子に乗っていたあの時の自分をぶん殴ってやりたい。
そうして、『嘘を吐く』事が苦手だった以前の自分に戻りたい。
戻れるなら、過去の自分に戻って全てをやり直したいっ……!
そう、深く後悔していた――。
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