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謝罪されるようなことじゃないのに・・・。
申し訳なかった。
ウッドデッキに座り赤ちゃんを抱かせて貰ってると『えっ』と驚く声がして振り返ると黒崎さんと社長と佐伯さんがいた。
和美さんがお祝いの話をしてくれて助かった。
ただ、佐伯さんのお母さんが『あなたが、あの時の彼女さんだったのね。可愛らしいお嬢さん』と言ってくださったし、『ゆっくりして行ってね』とも・・・。
でも気まずいので、『お祝いを届けにきただけなんで』と帰るため『お邪魔しました』と庭から出たら『安藤さん』と社長が玄関から出て来た。
「急に来てすみません。直接、渡したくて」
「いいんだよ。来てくれてありがとう。
まだ、渉の事を・・・「いえ、もう、吹っ切れていますので」」
告げて帰ったけど、優しそうなご両親だったなぁと思えた。
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