夕暮れ夏の神隠し

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夕暮れ夏の神隠し

17歳の夏。 夕暮れ時の町を歩いてた。 友達と推しのライブに行って、散々楽しんでからの帰宅の最中だった。 もう日はすでに傾いていて空が闇に取り込まれそうな色を届けている。 町は静かで時折どこかの家族の談笑の声が聞こえる程度。 私は疲れ切ったその足でのんびりと家路を辿っていた、そのはずだった。
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