始まりの始まり

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幼稚園に入園し、同年齢の集団に入ると 「どうしてヨッチと同じ組じゃないんだ!俺は何で赤ちゃんたちと同じ組なんだ!」 って、言っていたマーくん。 朝、泣いて暴れるのを抱えて、幼稚園バスに押し込めたこともあったよな。 小学生になると 「俺は本当に皆と同じ人間なのか?死にたい。殺してくれ」 と泣き叫んだ。 慌ててスクールカウンセラーの元へと駆け込み、教育相談や児童精神科の予約を取ったよ。 自分と周囲の"当たり前"の違いに心を痛めるマーくんの診断名は、自閉症スペクトラムと学習障害だった。 段階的に、プレイセラピー・療育・適応指導教室・通級などを利用しながら、私が学校で付き添い支援もしつつ、卒業まで漕ぎ着けた。
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