2
1/1
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
13人が本棚に入れています
本棚に追加
/
14ページ
2
やわらかい風が頬をすべる。ほのかに太陽のにおいがした。ぼんやりと遠く、ベランダに干されたシーツを見つめていると、まるでついさっきまで彼女がそこに居たのではないかと錯覚する。白い歯を見せながら、すこし照れくさそうに微笑む君のまぼろし。君の好きだったこの季節がまたやってきた。 「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山(持統天皇)」
/
14ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
13
スターで応援
64
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!