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西暦223年05月08日。
曹仁「魅音、泣かないでくれぬか…?
そなたの泣き顔を見るのは…辛い。」
24年もの長きに渡り続きました。
董白「想い続けた愛しき夫が苦しんでいるのに…泣くに決まってるでしょ?
私だって…人の子よ…?」
董白の隣で悲しみに暮れているのは、
曹泰、《そうたい》曹蘡、曹隗という名前の息子達でございました。
曹泰「私も父上と母上のように仲睦まじい夫婦になりたいと切に願いまする。」
董白「願う…だけではダメよ…。
誰より信頼しなければならないの…
真の意味で夫婦となるならば…」
董白からの言葉に頷きながら…
曹仁は息を静かに引き取りました。
董白「寝てないで起きなさいよ!
私を置いて逝くなんて契約違反よ!」
曹仁…55歳、董白46歳の初夏、
絶対に秘密だよ…から始まった
秘めたる恋路が静かに終幕を迎えました…。
曹泰「母上…。
父上を責めてはなりませぬ…。」
董白「子孝殿、お疲れ様でした。
ゆっくり休んで下さい。」
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