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「お前は、親不孝だから、一人で生きていきなさい」
Vaundyは、父親にそう罵倒された。
「才能がないのに、いつまでも、しがみついて、絵を描くのは、みっともない」
私は、姉にそう言われた。
家族は、時に、他人より、酷く残酷なことを、言う。
それは、心をえぐり、いつまでも忘れられない。
私は、それでも、絵を描くことが、ただ、好きだった。
いくら、罵倒されても、描くことを、止められなかった。
確かに、私の絵は、いつまでもたっても、拙いかもしれない。
でも、私は、自分の気持ちに素直でありたい。
みんな、人の言葉に、傷付いて、涙を流し、夢を諦めてゆく。
でも、好きなんでしょう?
そのことをしていると、楽しいんでしょう?
だったら、諦めるな。
みっともなくったって、それが何だ。
それが、本当に生きるってことだろう?
end
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