プロローグ

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プロローグ

「札が回り今度はあの女か。。少々焦りすぎじゃ無いか?そんなに手綱を締めると、失敗した時に我々の首が絞まるよ」 「最後もチャットで構わないんでしたよね?心配をされましてもこれ以上の対応はなかったかと?」 「今以前に出来る事はあったと思うのだよ。もういい。。チャット、、勿論。それが一番易い。それよりも割れる事が無いようにな。君がトップになって実績を残したいのは分かるがねー」 「今出来る事をやるのみです。」 「石の方はどうなんだ?在るべき場、在るべき時に戻すとか言ってたよな」 「そっちは我々にとっては好転と暗転がありまして、、」 「そうかそれで女を祭壇に上げたか。。。」 「祭壇ですか。。そんな良いモノでは無いですよ」 「暗転が心配だが触れぬようにしよう。私の許容を超えて、知ったことでは無いからな。魚の方はどうなっている?」 「魚の方は憶測ですが彼方の珠を確保出来ればと言う所まできています」 「今此方に在る資料は見たが予測にしか過ぎんだろ。もう一個の珠がどうなのかなんて人類には想定できんと思うぞ。」 「分かっています。しかし一つは確保しておりますし。お任せください」 「何を任せたら上手くいくか見ものだな」 「我々は死なば諸共と思ってやっております」 「それが死札にならねば良いがな」 「後はあれだな。翔音の狙いはまだ見えぬままなのか?」 「残念ながら今のところ推察しかできませんね」 「正直で良いが、一番時間を掛けられているところなんだぞ。他の推察に自信を持つのは組織として甘いのでは無いのか?」 「疑うのは簡単ですが、本当に意図が読めたら、私達が作ろうと言う世界も意味を無くします」 「説教か。。情熱的で結構な事だ。私の勘とあの女への挑戦に勝てると良いな。私達はもう負けている
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