愛言葉

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あれは春の光 淡く射し入る頃 僕は一つの恋をした 毎日待ち合わせて 手を繋ぎ あの街を歩いてた 暑い夏の陽射し 肌も焼ける頃 初めて二人で夏休み 海の風も波の音も セミの鳴き声も 全てが想い出で‥ 大切な君を守りたくて 何もかも後回しにしてた そんな日がいつまでも 続けばいいな‥ もしかして思うのは 僕だけだった‥? 「好きだよ」 「愛してる」 「結婚しよう」 決して嘘じゃない 本当の言葉 だから毎日言い続けた 叫び続けた 君の心に届くように それが最大限の愛言葉 初秋の憂鬱 枯れ葉のじゅうたん 服の長さも長めに変わる頃 君の気持ちも 変わり初めて 僕は冷や冷やしてた 冬の白い息 雪がちらつく頃 君の突然の別れ話 拒んでも君の 心は動かせず この恋は終わりを告げた 出会いを思い出せば運命で 喧嘩してもすぐに仲直りしたけど 何故か届かぬ愛言葉 今までの事は ただの夢だった‥? 仲良しだったあの頃から 変わってしまったのか‥? ガラクタょりもこの愛を 忘れてしまうのか‥? ありがとうを伝えたくて 休まず歩いたよ 心いっぱいの思い出と 少ない写真持って‥ 究極の愛言葉と共に‥ 情けないけど 涙が出るよ‥ そりゃ僕にすれば それは大切な 恋だったから だから君に贈る ありがとう‥ それが最後の愛言葉‥
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