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……許さない…………。
お前だけ………
幸せに何かしない………絶対………。
暗い部屋のなかで…男が一人…
そう呟いていた…
そして…
闇の中で月明かりを受けたナイフが一本血に飢えた
獣の瞳の様に…
光っていた……。
「きゃぁぁぁぁぁ」
夜の町に響く
女性の悲鳴……。
その日から
毎日のように…
女性の変死体が
発見される
奇妙なことに…
悲鳴を聞いて
駆けつけても
そこには…
血の海しかなく…
血を流したであろう人間がいないのだ…
そして…
何日かしてから…
血をすべて抜かれ…身体の一部が
切り落とされ
発見されるのだ…
そうして…夜の町に人々の陰はなくなっていった…
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