最終章  幸せという名の未来への道…

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クリスマスが終わり…正月を迎え…桜が咲く春になった。 美姫…「海斗!早く!」 海斗…「待てよ!美姫!」 二人は広い草原を走っている。 あの日…クリスマスの夜…… 剣崎のストレートを避け海斗の右ストレートが剣崎にヒット! 剣崎ダウン!! 海斗は視界が定まらない…。 「1……2……3……」 海斗はもはやカウントの声も聞こえずらくなっている。 「4……5……6……」 会場の海斗コールは高くなるばかり! 「7……8……9……10!!」 海斗は世界チャンプになった。 割れんばかりの声援が海斗を包む…海斗はその時何も見えない光の方へ向かっていた…。 ドクター…「静かに目を開けて見て下さい。」 ???…「海斗…海斗……」 海斗はそっと目を開けた…。 海斗…「美姫…?」 目の前にいたのは涙を流す美姫の姿。 ドクター…「見えるかね?」 海斗…「はい。」 ドクター…「もう大丈夫でしょ!安静にお願いしますよ。」 城島…「ありがとうございました。」 美姫…「海斗!私が見えるよね!」 海斗…「当たり前だろ!」 海斗は美姫を抱きしめた。 剣崎…「俺の負けだ…お前が世界一だ…海斗!」 海斗…「剣崎…」 二人は握手を交わした。
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