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『行ってきま~す』
誰もいない部屋に出る直前の言葉は、当たり前だが返事は無い
そのまま家を出て、そこからエレベーターで一階まで下りる
俺以外には人が見当たらない……当たり前だろう、今は9時なのだ……
会社員はすでに仕事場についている時間
主婦の皆さんは家で少しゆっくりしているのだろう
学校はすでに始まってしまっている
『暇だ~……』
その言葉と一緒に大きなため息をついて下を向く
『ぅわぁ!?』
すると足を運んだ先に・青・赤・緑 ・黄・白・という色のガラス玉がついた、ブレスレットのような物が落ちていた
『何だ……コレ…?』
俺はブレスレットを手にとった……全部で五つあるガラス玉は、太陽の光りでそれぞれの色に輝いてとても綺麗だ
『よし!コレ貰っちゃお!』
一瞬で俺の中の悪魔が勝った
そのブレスレットを素早く鞄の中にしまうと、さっきとは打って変わった様子で俺は学校へ向かった
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