謎のブレスレット

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
『行ってきま~す』  誰もいない部屋に出る直前の言葉は、当たり前だが返事は無い  そのまま家を出て、そこからエレベーターで一階まで下りる  俺以外には人が見当たらない……当たり前だろう、今は9時なのだ……  会社員はすでに仕事場についている時間  主婦の皆さんは家で少しゆっくりしているのだろう  学校はすでに始まってしまっている 『暇だ~……』  その言葉と一緒に大きなため息をついて下を向く 『ぅわぁ!?』  すると足を運んだ先に・青・赤・緑 ・黄・白・という色のガラス玉がついた、ブレスレットのような物が落ちていた 『何だ……コレ…?』  俺はブレスレットを手にとった……全部で五つあるガラス玉は、太陽の光りでそれぞれの色に輝いてとても綺麗だ 『よし!コレ貰っちゃお!』  一瞬で俺の中の悪魔が勝った  そのブレスレットを素早く鞄の中にしまうと、さっきとは打って変わった様子で俺は学校へ向かった
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!