アルプスの少女ハイジZ

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「いやはや、ごつぁんですわwww」 まだ少し明るい夏の夜、メリーはつまようじで歯の間をシーシーしながら俺の横を歩いてる。 「飯食ったんなら早く成仏しろよボケ」 「ちょwwwww釣れないすねぇwwwww己はヒンバスかってwwwww可愛い妹だと思っちゃって下さいよ?」 夜道で横には幽霊、本当は恐怖するシーンなのだろうが、このハイテンションのせいでちっとも恐怖感もでやしない。 「お前が妹だったら、親に泣いて頼んで親戚に養子縁組みしてもらう」 俺は冷たく言い放った。俺の住むマンションが微かに視界に入った。 「まぁまぁ、成仏するまでそんな時間も掛からないですから、それまで面倒みちゃって♪」 その成仏するまでの時間を考えたら、俺は吐きそうになった。 こうして俺の貴重な夏休みはまた1日過ぎて残り5日となった。 ぁ゛あ゛あ゛あ゛ああああいあぁぁぁぁ………
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