2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
あの事故から何年たつだろう… 俺は気付かない間にもう40を迎えようとしていた 今だに俺はあのころのまま君を思い続けていた 君は手術が成功し今までの生活を取り戻していた でも一つだけ…取り戻せなかった物がある それは傷である…顔に大きな傷…これはどうしようもなかった 美優はその傷で俺に気を使っているのかいつも言う 「うちなんかもう相手にしたくないでしょ いつでも別れていいからね?」 俺はいつもこの言葉には胸が痛み泣きそうになる… 美優はどんなにつらい思いをしてきてどんなに泣いてきたかわかるからである 「俺はお前以外愛せない… 君の姿形が代わっても決して俺の心はお前から動かないから」
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!