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「あっあっあのすみません!急いでいたから前見てなくて!」
ぶつかってきた子は女の子だった。髪は長くサラサラしていて、目はおっとりと優しい目、赤く熱った白い肌をしていた。
「いっいや・・いいんだ誤らなくて・・」
「あっあっあの、桜雪吹学園ってどこに行ったらつきます?」
桜雪吹学園とは真が通っている学園だった。「桜雪吹学園なら俺もそこの学生なんだ、いっしょ行くかい?」
「はい!ありがとうございます。」
真は歩きながら考えていた、もしかしたら俺のクラスにくるかもしれない、そんなことを・・・・。
「・・っということでこのクラスに新しくはいることになった、篠塚未来(しのづかみらい)ちゃんだ、みんな仲良くしてやれよ」
真は驚いた、まさか本当に自分のクラスにくるなんて・・・と。
そう考えている間にホームルームは終り、みるみる男たちが未来のほうに近ずいていた。「ねぇ、今好きな子とかいないの?タイプは?今日暇ならどっかいかない?」
ひつこく言っている中未来はおびえていた。それを机に寝ていた真は見ていた・・。
「ねぇねぇ、いいじゃん遊ぼうよ」
「やっやめてください!」
男は未来の腕を持ち上げ説得しようとしていた・・未来が泣こうとしていたとき・・!
「・・・!しっ真くん!?」
真は未来をお姫様だっこしてベランダへ行った・・
「彼女いやがってんのわかんねえのかよ」
そう言いながら真はベランダから飛び下りた・・・・・・。
「・・・その・・なんだ・・わりぃ」
「えっえっ?なっなにがですか?」
「お姫様だっこした上に1限目さぼらせるはめに・・・」
慌てた表情で真は言った、それをキョトンとした顔で見ていた未来は笑いながら言った。「真くんって優しいんですね。」
「・・っ!なっなに言ってんだよ、全然んなこたねえって」
いきなり優しいと言われて驚いた、今までにそんなことを言われたことがなかったからだ・・・。
「ふふっ。」
「なーにがおかしいんですか未来さん」
「可愛いなあって思いましてね」
「なんでやねん」
二人で会話していく中で真の心には少し芽生えていたものがあった・・・そう、恋というものが・・・。
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