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未来を好きだと思いはじめて一週間たとうとしていたときだった。「花火大会?」
「そおっ!花火大会が近いから二人でいかない!?」
未来が嬉しそうな表情でチラシを真の前に押し付けて言った。
「別に良いけど・・なんで俺となんだ?」
「それは・・・このチラシの下見てみて!」
真がチラシの下を見るとそこにはこう書かれていた。
「んー?友達二人で賞品GET!金魚救っていいかんじ・・・?」
「そう!これ友達二人でいけば参加できるらしいんだあ、だからさいっしょに行こうよ!」
真は少し悲しい気分でもあった、未来からみたら俺は友達なんだなあってことに、まああたりまえなんだけどっという思いだった。
8月にはいりとうとう花火大会の日がやってきた、真は何度も鏡を見てみだしなみをチェックし待ち合わせの場所に行った。そこにはもう未来が来ていた。浴衣姿の可愛い女の子、真は照れながら前に進んだ・・そのときだった、未来の前に男が来た、背は170くらいの高い男。未来はおびえていた。
「ねぇ彼女、あっちでお兄さんとイチャイチャしようよ」
「・・つっつれがいますので」
「嘘だあ、ならどこに・・・!」
ボフッとたちまち男は床に倒れこんだ。
「しっ真くん!?」
真は未来の手を握り無我夢中で人混みをかきわけ走った・・。
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