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―大坂城―
秀頼「それは真か?…………」
秀頼と数人の将兵は密かに話し合っていた。
幸村「はい、捕虜にした浅野長晨を尋問した所敵の機密情報を入手しました。」
重成「今の豊臣家の力を考えても真田家には資金援助しか出来ません……」
秀頼「しかし幸男は既に上田城に向けてもう出発したぞ?」
幸村「ここは幸男と兄の力に頼むしかないですな」
三人は不安の顔をしながら何かを考えていたのだった………
秀頼「まさか徳川が真田・仙石討伐令を出すとは………」
幸男「ん~ん……………良く寝た………」
秀頼達の苦難をつゆ知らずに幸男は気持ちのいい朝を迎えていた。
既に小助は起きており木の枝に腰を掛けて空を眺めていた。
虚空蔵に股がると幸男達は伊吹山を降る為に移動を始めた。
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