第一章 ふと君を思い出した。

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ふと、空を見上げ…君を思い出した。 もう、君は僕が嫌いになった。 また、嫌な偶然の悪夢を君に刻みこんでしまった。 あの時何故だろう、僕は君と別れることが分かっていた。 君にあげたウサギの、ぬいぐるみ。 「抱いて寝てる」って言われた時ね、凄く凄く嬉しかったの。 ねぇ、もうすぐお別れだ。 花火はちゃんと、楽しもうね。 君が居るから、また生きるのが楽しくなってた。 初めて、一人の人を好きになれた。 僕に足りなかったのは、愛と強さだった。
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