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『何も言わずに離婚してください』
えっ?
何が起きたのかよくわからない。
その前の夜の事だった。
葉玖連は妻と喧嘩をしていた。
いつにも増して言い合いをしていると妻が
『私達そろそろ別れようか?』
すかさず葉玖連は
『なんで?』
と聞き返したが妻は何も言わずに涙を流し始めた
それから五分位がたち、妻が重い口を開いた
『実は借金を作ってしまい、今、滞納してて葉玖連に迷惑かかるから別れて欲しい』
葉玖連は妻が何を言っているのかよく分からなかった
『お前、いくら喧嘩してるからってそうゆう冗談はやめろよ』
葉玖連は苦笑いしながら言った。
でも妻はそうゆう冗談が言えない性格だって事は葉玖連は知っていた。
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