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幾年もの歳月重ねて
また巡り合う場所は
醜悪蔓延る現実世界
いくつも夢を渡り歩き
貴方を探して彷徨っていたの
いくつも生死を巡り渡り
永遠の哀歌を奏でたの
宿命の様に産まれ生きて
運命の様に死んで消えて
貴方を探し続けたの…
ねぇ、もう待つのは疲れたわ……
何故人は生まれて生きるために藻掻くの?
価値が欲しいから幸せを求めるの?
何故人は生きるのを投げ出すの?
行方の分からぬ夢を見続けたいからなの?
嗚呼残酷な夢の旅路
幾年もの歳月重ねて
現実から目を背けて
只一人眠っていたの…
いくつも夢を視て
貴方に恋い焦がれるように
蝶のようにひらひらと只舞っていたの…
永遠に夢を見続けて
永遠に輪廻を巡り廻り
貴方を見つけるために私は生きているの
満開の夢のなか
閉ざした心だけが
貴方との再開の場所だから…
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