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ヴンッ
『ア゛ァ゛ァアァ』
飛ばされたそこには先ほどのタイトルの通りゾンビがワラワラと歩いていた。
「うわぁっ!?」
剛登が飛び上がった。
ゾンビ達は彼らの方を向いているが近付いては来ない。正確には来れないのだ。
目前にガラスの様なものがあるから。
「ボク達、こんなのと戦うの?」
結志が震えながら言う。嫌だよ、と呟く声が聞こえた。
〔その通りでございます。痛みもありますので十分に注意して下さい。では…レディゴゥ!!〕
パリンッ
ダイスの声で剣護達とゾンビ達を遮っていたガラスが砕け散った。
いよいよ命を掛けた戦いが始まるのだ。
『ア゛ァァア゛ァ』
遮るものが無くなりゾンビ達がどんどん近付く。
「…ない…俺は…死にたくないっ!!」
うぉぉおっ、と剣護がゾンビに向かって剣を振った。
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