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「柚梨奈ちゃんの行動パターン調べる為に尾行したり、君のバイトの時間帯調べたりさ」
「な…!ストーカーもどきまでしてたっつーのかよっ!?」
「結構楽しかったよ。今度一緒にやる?」
隆也は睨みつける。
冗談に構っている暇はない。
その反応を見て、つまらなそうに千尋は続ける。
「そんで、今日!ようやく条件が揃って実行したのに、失敗しちゃってさー。君、気づくの早いよ。
もうちょっと遅くならイイモノ見れたのに」
「イイモノ…?」
千尋がニヤッと笑う。
「柚梨奈ちゃんの乱れシーン」
ガシャーンッ!!
怒りに任せて目の前の椅子を蹴り飛ばす。
「…ン野郎…!」
ギリギリと歯を食いしばる。
怒りが頂点に達していた。
そこに莉乃が参入する。
「隆也…怒らないで。全部、アンタの為にやったことだよ」
「俺の為…だと?」
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