赤い鈴――手紙

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夕暮れのある日、私は彼と、川辺を歩いていた。 後ろを振り向くと、そこには、遠くまで伸びている重なった二人の影。 「フフッ🎵」 私は彼に微笑みかけた。 ニコッ🎵 彼も微笑み返してくれた。 その時、 りんりりぃん 不意に鈴の音が聞こえた。彼が、いつも身につけている、赤い鈴。 彼はそれを見て、 「そろそろ、帰ろうか。」 「うん」 そして、私たちは、手をつないで帰った。
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