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『おい、お前オーバードーズの話…知ってるか?』
『あ゛?……何だソレ?』
『………知らねえのかよ……まぁ~、無理もねぇか』
『なんだよ話しかけておいて、自分だけ納得してんじゃねぇよ!』
『いや…だって…お前あからさまに馬鹿そうな顔してんだもん…知らねぇのも無理ないかと思ってよ』
『ちょ!うっせぇや!!!こう見えて名の知れた賞金稼ぎやってんだッ!馬鹿にすんじゃねぇ!』
『ははは!悪ぃ悪い』
『………んで、何だそのオーバーなんたらってやつは…』
『…神をも殺せる全能の薬“オーバー・ドーズ”…この話しを聞いた奴は数日後に謎の死をとげるらしい』
『な!何だよソレ!!!マジで言ってんのか!』
『ぁあ…どうやら何処かの偉い科学者さんが、その薬を作ったらしいんだが、あまりに強力すぎて悪用されるのを恐れたんだ……』
『そ…それで?』
『……発見される事で無いであろう、この世の何処かに……隠した……』
『マ!マジかよ!!』
『まぁ、今では政府がソレに大金をかけて賞金稼ぎ共に探させているらしいがよ』
『大金?……いくらなんだ?』
『確か………100億』
『100おくゥ!!!ま!マジかよ!!』『ぁあマジだぜ………お前はこの話しを信じるか?』
『あったり前だ!!!そんな美味い話し乗らない訳がねぇ!よしゃ!!俺も、そのオーバーなんたらって奴を探し出して目指せ一獲千金だバカヤロゥ!!!がぁーはははは!!!』
『うわっ…単純……やっぱ馬鹿だ;』
『がははは……は……………………ん?…でもよ…1つだけ気になる事があるんだが…』
『ん?……どうした?』
『お前…さっき“この話を聞いた奴は数日後に謎の死をとげる”って言ったじゃん』
『………ぁあ』
『じゃあ…何で…お前は生きてるんだ?』
『…………………』
『…ん?ど…どうしたんだよ…黙りこくって』
『ひとつ言い忘れてたが……………そりゃ…………俺が………………………………………………………………………………
…………
……
…
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