第1章 デューナブルグ戦区シャブロヴィッチーアナの戦闘

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【1944年7月16日シャブロヴィッチーアナから北東へ300mの高台2100時】 ◆ブルクハイト少佐を保護し、新たな命令がカリウス戦闘団へ発せられた。それは何故か…ブルクハイト少佐が偵察(レコン)活動に出した兵士がイワンの観測員を捕獲した為に、イワン達のFA陣地が明らかになった為だった… 【カリウス】 『シェツレ、ブルクハイト少佐の情報だと…この先にイワン達の陣地が有ると思われる。FA陣地の為、我々で暴れて来るぞいいな!』 【シェツレ】 『俺達は留守番か?それは無いぜ…カリウス!…』 【アイヒホルン】 『シェツレ少尉、イワン達は迫撃砲陣地が主力ですから…歩兵部隊は少々不利なのでは…』 【カリウス】 『シェツレ、俺達は別にお前達を仲間外れにしている訳では無いぜ!今から行く陣地は只暴れてくるだけ何だ、占拠する訳では無いのだよ…解ってくれ!』 【シェツレ】 『俺達の身を案じて居るのか?』 【アイヒホルン】 『其の通りですよ、シェツレ少尉…』 【シェツレ】 『お前達の気持は理解したが…やはりなっ!…解るだろ…今のお前達の気持を…』 ◆シャブロヴィッチーアナ北東の高台で地図を広げ。カリウス、アイヒホルン、シェツレ各少尉達は話し合いをしていた…するとティーガー戦車内で待機していた、レーネッカーに打電が… ・・・・zzz…zzz… … ‐‐‐・・・・‐‐‐・‐・‐‐‐・! 【レーネッカー】 『ン・・・ ンッ?…アッ!…寝ていた…何だって?…』 … ‐‐‐・・・‐‐‐・・‐‐‐・・! 【レーネッカー】・・・何だって!…大変だ!早く知らせなきゃ! ・・・ティーガーから外へ出てカリウス達の所へ走るレーネッカー伍長… ・・・タッタッタッタッタッタッタッタッ! 【レーネッカー】 『カリウス少尉!…カリウス少尉!…大変ですよ!』…ハァ ハァ ハァ ハァ・・・ 【カリウス】 『レーネッカーどうした?』 【レーネッカー】 『大変です!この先に有るイワン陣地は…対戦車砲、機械化歩兵部隊が随伴しているとの新たな知らせが来ました!』 【シェツレ】 『それは本当か?』…ニヤリ 【カリウス】 『イワン陣地に居る奴等の規模は?どの位の情報だ…』 【レーネッカー】 『はい!イワンの歩兵部隊は2個大隊、対戦車砲は6門、迫撃砲陣地の重迫は26門と聴きました!』 ・・・続く
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