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その後俺は看護婦さんに呼ばれた。
看護婦『隆君、これお母さんの枕の下にあったの』
俺はそれを受け取り見た瞬間、涙が溢れ出した。
それは昔行った遠足の写真だったのだ…。
ネガなどもないし、昔の写真だったので俺は覚えてなかった。
だが、母さんはそれを大事に持っていた。
病気で記憶がなくなっても心の奥底にはわずかに残っていてくれたんだ…。
俺は母さんの棺に写真をそえてあげた……。
母さんありがとう…
最後に覚えてくれててありがとう……。
-完結-
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