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ふぅ~と溜め息を吐きながらもやっと自宅の片付けが終わった。
今度は棟さんの所まで移動しなきゃと思いつつも体が動かない。
やっぱり怖いんだ。
俺って弱い男だなぁと思いながら棟さんに電話する事にした。
トゥルルルルルー……
『はいっ、棟方です』
『良ですけど…明日にはそっちに行きます』
『そうか。なら、引っ越しの手配するから住所教えろ』
俺は住所を教えて一服していた。
数時間後……
トンットンッ
玄関を開けると棟さんがいて今から引っ越しするぞ、と言って家に来た。
俺は明日って言ったよなと思いながらとりあえず荷物を車に積んだ。
車の中で棟さんに聞くと、早い方がお前も良いだろっと一言。
俺はなんて行動力のある人だとビックリしていた。
『来週からは働いてもらうからな』
『はいっ。頑張ります』
俺にはそれしか言えなかった。
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