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「飛び降りろよ、受け止めてやるから!」
「嫌っ!あたしなんて気にしないで綺麗なモデルさんのとこに行けばいいじゃない!」
「あのなぁ~泣いてたくせに何言ってんだよ?」
「泣いてたのは、下りれなくて泣いてただけだもんっ!違う人におろしてもらうからいい!」
あまりのうさぎの強情っ張りに痺れをきらした。うさぎの気のひきかたは、もぉ分かっている。
クルッと後ろを向いてうさぎに言う。
「あっそ!行っていいんだな。分かったよ。そうだな。むこうの方が素直で可愛いげあるし。じゃあな、おだんご。」
そして、ゆっくり歩きだす。うさぎは、本当に星野が行ってしまうと思い不安になる。…と、これも星野の作戦通りだったりする(笑)
「せ、星野っ!」
「何?」
「待って……」
「だから何だよ?」
「…ご…めんなさい…。星野。行かないで…あたし以外の人のところへ行かないでよ!」
「よく出来ました♪ほら来いよ!」
うさぎは、星野の腕へ飛び降りる。星野はちゃんと抱き留める。
「うわぁ~ん、星野のバカァ~!」
「ごめんって。俺が悪かった、なっ?」
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