序章

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今より遥か昔。  アダムとイヴは神の言い付けを破り、楽園を追放されて、遥か辺境にある荒れ果てた星へ飛ばされた。 それから数万年後の今。 その星には多くの「命」で満ち溢れている。 変わり続ける世界の中で姿形を適応させながら 生まれては消えて。消えては作り替えられて。 そうやって彼らの遺伝子たちは現在でもこの星に存在する。 また 人間の数…  愛の数… 存続種の数… 文明の数… それぞれの数の分だけ歴史や風習、伝説や物語も数多く生まれ、語り継がれている。 …今から始まる物語もその中のひとつで 自分の存在意義と運命をかけて戦い続けた男女の物語である。
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