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あいつ…
副会長の 近江 礼斗
兄の幼なじみで
私の最大の敵!
顔を合わせるたびに、私をいじめていく。
何度泣いたかわからない。
学園内で会ったら何されるか分からない。会わないように気をつけよう。
「…………皆さん中断して申し訳ない。良い学園生活を送って下さい」
会長のあいさつが終わると、壇上から下りた
副会長も一礼をして下りようとした時
「えっ?」
こっちを向いて
目があった
慌てた私は
急いで、目を逸らす。
この大勢いる中、私が分かるわけがない
気のせいだ。たまたまだ。
無駄にドキドキした
壇上に目をやると姿はもうなかった。
『会長二人ともカッコイイね!この学園に入って良かった』
『ファンクラブあるのかな…あったら入りたい』
女子生徒が落ち着かない。
先生達が静かにさせると、後は淡々と式は進んでいき、終わった。
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