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「何か凄い生徒会ね」
美波がため息混じりに言う。入学式は生徒会の二人の印象しか残ってない。
「家じゃ、普通の兄ちゃんなのにな…」
「えっ!お兄ちゃん?あっ名字が同じだわ…そうだったの」
美波がすごく驚いている。少しパニック気味だ。
「うん。何かあの反応見たら言えないな…バレるまで黙っててくれる?」
「そうね…わかった」
入学一日目から、いい友達に出会って良かった。
二人は『百花』『美波』と呼びあうほど、仲良くなっていた。
楽しい高校生活になる…
そう思ってたんだけど
美波と仲良くなれて嬉しくて、すっかり忘れていたんだ。
あいつのこと
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