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「…このバサルモス討伐の任を受けよう。人数は二人で頼みましょう。」
「あ、わかったわ…じゃ、行ってらっしゃい。」
ちゃちゃっといつものように書類を書き終え、馬車に乗り込もう。
扉を開き、狩りに出かけようとすると…
「待って…ね?二人と言ったわよねェ?…もう一人はどこですか?そのいない場合は一人分の賞金に直したりしますので…ね?」
ミリアは首を傾げ、不思議そうにしている。
まぁ…私の連れはパッと見は一般人ですからね。「貴方には言ってませんでしたし…登録もしてませんでしたね。失礼しました。…レンさん?」
「あ?なんだ?あたしになんか用か?」
彼女は入り口付近に突っ立っていたが、こちらに寄ってきた。
「貴女も今日から正式なハンターとして戦って貰うためにも…ハンター登録をして貰おうと思いまして…ね?」
彼女はそれを聞くと激しく反発した。
「誰がなるか!もともとあんたがあたしを捕まえたから…あんたのとこにあたしがいるんだよ!」
少し前の戦闘を思い出したのだろうか…
いつもそうだが若干プンスカと怒っている。
「大体…それであたしが狩りを手伝ったんじゃないか!」
その一言を聞くと、ミリアの表情が怖ばった。
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