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「モンスターがいなくなっただと!?」
「はい。あるハンター達がクエストに行ったのですがモンスターの姿が無いとの報告があり…」
ここはドンドルマのギルド。ギルドとはハンターがクエストを受けたりする場所。ちなみにこの場所は大長老の居間。
「そんな馬鹿な…」
「しかも同じ報告が何件もあります」
「むぅ……異様じゃな。この状態が続くのはハンター達にとって問題でありこちら側も困る」
「どうしますか?何か策を…」
「……そうじゃ!村や街におるアイルーやメラルー達はどうした?」
「彼らならまだいます。しかしクエスト先での姿は無いみたいです。」
「彼らは物知りだ。何かわかるかもしれん。まずは彼らに話を聞いてくれ。それと村の長達もじゃ。あとギルドは一時閉鎖じゃ。モンスターのいないクエストを受けさせるのは無意味だからな。学者達にもいろいろ調べてもらおう」
「了解しました。即刻聞いてきます。兵達よ!今の通りだっ!アイルー達や長達になにか小さいことでもいい!この件に関する情報を聞き出してくれ!」
「「了解!!」」
「………何が起きとるんじゃ……嫌な感じだ」
今日は朝から大雨だった。
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