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ぼーっとあたなたを
見つめていると
いつの間にかあなたは
もう私の手の届かない
場所にいた
急いで屋根に昇って
あなたに手を伸ばした
手に触れた瞬間…
割れた…
掴もうとなんて
しなければよかった
私は悔やんだ
涙を流して悔やんだ
もう一度
シャボン玉を膨らまし
今度はただ見ていた
枯れた瞳で見つめていた
すると
触れてもいないのに割れて
私の前から姿を消した
そうだよね
あの時告白してよかったんだ
してなかったら
気持ちも伝えられずに
ばいばいだったんだよね
気持ちだけでも伝えられて
…よかった
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