出会いと別れ

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五歳上の彼氏(雅志マサシ)から メールがきた 「美沙 ごめん、俺 好きな人ができた。 別れよう」 まだ15歳の私には 理解できなかった。 ただこのメールが きたとき私は 泣くしかできなくて.. 「ずっと一緒って いったやん。 嘘つき もぅ嫌い 早くどっかに 行っちゃえ。 雅志なんかいらない.. ばいばい..」 私なりの 優しさだったと思う。 偽善者でいい。 ただ、甘えたくなかったんだ.. 雅志から返事はこなかった。 それから数日は 思い出しては涙を 流してた。 一年後 「俺だよ。 雅志 1年前はごめん.. 許して、、 よかったらメールして」 私は目を疑った。 嬉しさと一緒に 憎しみがあった。 私はすぐにメールを返した。 それからずっと メールをしていて 雅志からくるメールは 前みたいに優しくて... 毎日毎日メールと 電話をしてた。 メールをしはじめて 三ヶ月後私は 雅志に告白された。 嬉しかった... でも私は 付き合う気なんかなかった... 返事は勿論 断った。 それでも雅志からは 毎日メールと電話がきた.. 毎日好きって言ってくれた。 私は受け流してばかりだった。 ちっとも雅志の事なんか 考えてなかったんだ... また捨てられるのが 怖かったから... 私は断り続けた。。 次捨てられたら 立ち直れる自信がなかった.. ずっとずっと断ってるのに 雅志は諦めなかった。 「もぅ二度と離れない..」 「本当に1年前は ごめん.. 絶対美沙の事 裏切らないから.. だから信じて..」 電話で何度も 告白されて 思いだして 泣いたりして... そのたび私は 憎んでた雅志に支えられてた。 愛してるの言葉で.. 私は雅志の気持ちに 甘えてたんだ.. 電話で雅志に聞いてみた。 「なんであの時 返事くれなかったん..?」 「俺、あの時のメール 見てないんだ.. 見たら未練が残りそうで 怖かった。」 「そっか..。」 それからも私達は 毎日電話もしたし メールもした。 ただ少し違うのは 私が雅志に恋をしたって事。
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