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「いいぜ。こっち来いよ!」
「ちょっ、ちょっと!そっちは先頭…」
先頭に立ってる遊園地のお姉さんに、その特別パスを見せて、チラッとサングラスを外してみせる。
「あ、あなたはスリー…」
「シッ!今日はプライベートなんだ。いいかな?」
…と、小声で囁く。
「はい、どーぞ、ごゆっくり~。」
「なっ?すげぇだろ?」
「星野…今、色目使ったでしょ?」
「つ、使ってねぇよ!」
ツーンとそっぽむく。頬を膨らませ、口を尖らせて、そんなに、他の女としゃべるのが嫌なのか?しょーがねぇなぁ~(笑)
「本当だって!俺、別に他の女になんか好かれたくねぇもん。だから怒るなって、せっかくのデートなんだろ?」
なんとか姫のご機嫌は治って、再開!色々回って、写真撮りまくってたらもぉ19時、ライトアップされて綺麗だ。
「わぁ~キラキラしてる~!夜の遊園地初めてなの~♪」
「だろ?」
そして、またウロウロしていると…ありえねぇ…。
1番会いたくない奴に会っちまった。
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