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相変わらずの友人と、毎日のように通っている安い居酒屋でクダを巻く。
仕事の後は決まって必ずここに寄る。
浴びるほど酒を飲んで、それでも足りなくて、また飲む。
寂しくて寂しくて、何をしても埋まらない。
だからまた酒を飲み続ける。
その結果が、体に顕著に表れた。
当然なのだけれど。
痛む右腹を、誰にも気付かれないようにかばいながら酒を飲み続けるのが、ここ最近の習慣になっていた。
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