さよなら…

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………… おば「…あれ以来美樹はあまり笑わなくなった…学校で何かあったらすぐに行かなくなったり…泣くことが多くなった…」 美樹のおばあちゃんは縛られて倒れてる義行の前に立って話していた… おば「私はね…何で美樹に結婚するようにしつこく言うのはね…美樹が選んだ相手が浩司の時のように(涼子が)帰って来ないんじゃないかと思った…だから私が選んだちゃんとした家の子と結婚させたかった…」 美樹のおばあちゃんは義行の胸ぐらを掴んで起こした おば「なのに…お前みたいなどこの馬の骨か知らない男に美樹は…叶わない…叶ってわいけない恋に落ち苦しんだ…」 美樹のおばあちゃんは再び拳銃を義行に向けた おば「美樹を返せ…そして二度と美樹の前に現れるな…私が美樹を幸せにして…あの頃のように笑顔が可愛い美樹に戻すんだ」 拳銃の銃口が眉間についた…引き金を引けば一瞬で命を断たれるであろう… 義行「……俺は……」 義行はゆっくりと口を開いた…
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