嵐の続き

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東郷の屋敷に到着し 門や庭のでかさに、三月は目を丸くすると、息をのんだ。 玄関らしき扉を開ければ、左右合わせて10人の使用人が春彦達を出迎えた。 春彦「申し訳ないが、この子を湯に…風邪とひいてしまうから暖かくしといで??」 使用人には冷たい視線と口調で言うものの、三月には優しい表情と口調で諭すように言い 春彦「もう一方には、私の部屋に案内して下さい、所用済ましてから向かいます」 頼都には見下した視線でため息をついては、使用人に指示し廊下を歩いて行った 使用人「それでは、これから浴室に案内致します」 頭を下げ春彦を見送り、三月を見ては再び頭を下げ言うと歩き出し、三月も慌てて使用人の後を追った もう一人の使用人が頼都の前に立ち、会釈すると 使用人「芦屋様、春彦様のお部屋にご案内させて頂きます」 片手を案内する方向にスッと指し示し言えば、頼都は頷き使用人と共に向かった
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