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まだ私が幼稚園の頃の話…
当時と言うか今もですが私の家はお世辞にも裕福な家とは言えませんでした…
道路沿いにある2Kのアパートに父・母・私の家族3人で暮らしていました。
私はどちらかと言うと活発でヤンチャなガキだったので、いつもいつも夕方まで家の近くの公園で友達と遊んでいたのを覚えています。
そう、あの日も…
その日は冬の中でも
特に寒い日でした…
いつも通り、公園で遊んでいるとベンチの方で御葬式で使う数珠(当時の私にはわからなかった)を見つけました。
カッコイイ!!
そう思った私は一日中それを手にしたまま遊んでました。
そして、夕方になり
友達と別れて帰宅…
家に帰り母親に見せると…
「何でそんな物持ってるの?どこで拾ったの?」
と怖い顔で言われ
「公園で拾った」
と説明すると
すぐに母親に連れられ
元の場所まで
戻しに行かされました。
その時の私にはその理由がわからなくて、大泣き…
泣き疲れたのか晩御飯を食べてすぐに寝てしまいました。
せまい家だったので、私を真ん中にして左が母親、右が父親という感じで家族そろって一つの部屋で寝るって感じでしたね…
そう…
その日もいつもと
同じ夜なはずでした…
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